Bacteriologic evaluation of the efficacy of mechanical root canal instrumentation in endodontic therapy

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「エンドのための論文」の論文を
読んでいます。

Bacteriologic evaluation of the efficacy of
mechanical root canal instrumentation in endodontic therapy

学んだ内容

歯内治療における機械的根管形成の有効性の細菌学的
根尖病巣をともなう17本の単根歯における細菌の存在が、治療の全期間を通して調査された。

根管形成時、根管は生理食塩水を用いて根管洗浄された。
抗生剤溶液、あるいは貼薬剤としての抗生剤は用いなかった。

細菌は、 初回治療時に歯から採取したすべての試料で観察された(平 均細菌数4X10”個、範囲10* ご10′ 個)、
そして嫌気性菌は、 観察された菌株のうち、それぞれの試料 で1%から10. 88%の範囲で観察された。

もっともよく単離された細菌株は、peptostreptoccus であった。

機械的根管形成は相当数の細示数を減少させた。
予約治療開始時に採取した計は 通常10* 10′ 個の細菌が認められたが、
治療終了時には10* 10* 個と さらに減少していた。

治療期 間中に8歯の根管から細菌が取り除かれた。
5回連続の治療にもかかわらず、7 根管において細菌は除去されなかった。

これら細菌の持続感染に関与するような特別な細菌は認められなかった。
5回もの治療にもかかわらず、 細菌感染を維持した歯は、
初回持の試料に多数の細菌が観察された歯であった。

などを学びました。

Periapical status quality of root canal fillings and estimated endodontic treatment needs in an urban German population

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「エンドのための論文」の論文を
読んでいます。

Periapical status quality of root canal fillings and estimated
endodontic treatment needs in an urban German population

学んだ内容

Periapical status quality of root canal fillings and estimated
endodontic treatment needs in an urban German population

ドイツ都市部の住民における根失周囲の状態、根管充填の質、
および推定される根 管治 療ニーズ量

本研究の目的は、 根尖歯周組織の状態、根管充填の質を特定し、そしてドイツ国民における根管治療の必要性
を推定することである。

臨床データ、エックス線データ、 および用いられた術式が、1993年にドイツ ・シュトゥットガルトの
口腔外科を訪れた患者323名に 対して評価された。

182名が、少なくとも 1歯は根管充填、壊死歯髄、もしくは不可逆性歯髄炎を呈していた。

調査した7.897歯のうち 215歯(2. 7%)は根管治療の既往があり(カテゴリー A)、
122歯 (1. 5%) は根管治療歴がなく歯 髄診に反応しない(カテゴリー B)、
そして 3歯(0. 7%)は不可逆性炎症歯髄組織であると診断された(カテゴリーC)。

根尖病変と思われるエックス線像をともなう歯の罹患率は、
根管充填 歯群において61%、
無髄歯でかつ根管治療歴のない群で88%であった。

技術標準(テクニカルスタンダード)の評価基準として根管充填の到達度と緊密度を用いたところ、
歯根切除術を除く根管治療の既往がある歯の14%だけが、適切と評価された。

根管治療が最低限必要とされる症例は、 根尖病変の臨床症状をともなう
根管充填歯(カテゴリーA)および根失性歯周炎の臨床症状をともなうカテゴリーBとてを含めた
全調査歯において2. 3%であった。

根失病変をともなう ほとんどの無症状な根管治療歯において
根管充填の質が 乏しいことを考慮すると、 本当に根管治療が必要な症例はもっと多いことが示唆される。
これらの歯を再治療した場合、歯内療法が必要なのは3. 7%と算出された。

この事を学びました。

The application of tissue engineering to regeneration of pulp and dentin endodontics

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「エンドのための論文」の論文を
読んでいます。

学んだ内容

The application of tissue engineering to regeneration of pulp and dentin endodontics
☆歯内療法における歯髄および象牙質を再生するための組織工学の応用☆

う蝕、歯髄炎、そして根尖性歯周炎は、 医療費そして医療費に付随した経済生産性の損失を増やす。

それらは最終的に早期の歯の喪失を生じ、それゆえ、 生活の質の低下につながる。

歯髄幹細胞/歯髄 前駆 細胞を用いる生活歯髄療法の進歩は、すべての歯髄を除去することなく象牙質/歯髄複合体の再生を促進できるかもしれない。

組織工学は、 デザイン科学であり、 がんや外傷を含めた疾病により失った部位と入れ替わる新しい組織を製作することである。

組織工学の重要な要素は3つあり、 形態発生シグナル、 モルフォゲンに反応する幹細胞、そして 細胞外マトリックスの 足場(スキャホールド)である。

骨、 心臓、肝臓 、そして腎臓のような多くの組織や器官において、
自然な生物学的再生を加速もしくは誘導するために、 前臨床試験における細胞療法や遺伝子治療が、 組織障害部位へ足場に移植した幹細胞/前駆細 胞とともに成長因子 、サイトカイン、およびモルフォゲン を供給するための 手段として発展してきた。

歯髄組織は、骨形成タンパク質(BMP)に反応して象牙芽細胞に分化する潜在能を
有する幹細 胞/前駆 細胞を含んでいる。

象牙質を再生するためには2つの方法がある。
1つ目は in vivoにおける治療法で あり、BMPタンパクもしくは BMP遺伝子を露朋した歯和や生活断崩を行った歯髄に直接適用する。

2つ目は、evroにおける治療法であり、 歯髄組織からの幹細胞/前駆細胞の
単離、遺伝子組み換えBMPやBMP遺伝子を用いた象牙芽細胞への分化、
そして、象牙質再生のための最終的な自家移植からなる。

本総説はこの領域における近年の進歩について焦 点を当て そして歯内療法における臨床的汎用性への 障害と挑戦について考察する。

を学びました。

invasion of dentinal tubules by oral bacteria

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「エンドのための論文」の論文を
読んでいます。

学んだ内容

invasion of dentinal tubules by oral bacteria
☆口腔内細菌による象牙細管の浸潤☆

象牙細管の細菌侵入は、エナメル質や セメント質被覆の健全性が侵害され、
象牙質が露出したときに通常起こる。

細菌産生物質は象牙細管を通り歯髄へと拡散し、
そして象牙質/歯髄複合体における炎症性変化を惹起する。

これらの 炎症性変化は、細菌侵襲を排除し、感染ルートを遮断するかもしれない。

もし細菌侵入が抑制できなければ、 細菌浸潤は、 歯髄炎、 歯髄壊死、根管系の感染、
および根尖病変をもたらすことになる。

数百の細菌種が口腔内に存在することが知られている一方で、比較的少なく限られた細菌群が、
象牙細管に浸潤し、その後の根管空隙の感染に関与する。

う蝕象牙質および健全象牙質の両方において、グラム陽性細菌が細管に存在する微生物のなかで優位である。

ユウバクテリウム属、プロピオニバクテリウム属、ビフィドバクテリウム属 、
ペプトストレプトコッカス- ミクロス、そしてベイロネラ属といった、 比較的多数の偏性嫌気性菌が
存在する ことから、 これらの細菌の成長に好ましい環境であることが示唆される。

ポルフィロモナス属をはじめとするグラム陰性偏性嫌 気性得菌はそれほど多く回収できなかった。
レンサ球菌は、象牙質に侵入する細菌のなかでもっともよく同定される細菌のひとつである。

細菌接着および細管内成長を刺激するコラーゲン! などの象牙細管成分をレンサ球菌が認識していることを、
近年の科学的根拠は示唆している。

浸潤したレンサ球菌と他の口腔内細菌との特異的な相互作用は、
その結果、選択的な細菌分類による象牙質侵入を容易にしている。

細菌の象牙細管浸潤にかかわる仕組みを理解することは、 歯内療法の実践に役立つ口腔ケア製品や、歯科材料に反映される抑制化合物のような新しい制御法の開発の機会を得られることになるだろう。

を学びました。

インブラント治療の10年後を予測する

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「インブラント治療の10年後を予測する」の本を
読んでいます。

今日学んだ内容

インブラント治療の10年後を予測するー
ーメーカーの視点から見た現状と未求像一生

インプラント業界の過去10年を振り返る と, インプラント治療に対する社会的な評価やニーズ, また歯科界や
社会全体における立ち位置は, 発展と成長を遂げるとともに, さまざまな終曲折・変化を経験してきた.

インプラント治療の現状を真撃に考え, 将来の展望を見据えるべく, 日本国内の歯科インプラント
および関連器材販売 企業で構成された日本歯科インプラント器材協議会が会員企業に対して実施した

ヒアリングの結果, また各種公的機関のデータなどを参照しながら, 当協議会会長の田岡隆玖氏に「インプラントの
これまで の10年 , これからの10 年」について, 忌蛋のない見解をインタビュー形式 で語っつていただいた.

歯科インプラント医療の発展と向上に貢献する
とを 目的として2002年に発足. 2016 年に一般社
法人化. 日本国内の歯科インプラントおよび関
器材販売企業21社で構成されている.

インプラトおよびその関連器材の安全性を最優先に考え
関連法令を遵 守(コンプライアンス )しつつ,
患者さんへの理解促進に努め患者さんの
健康回復の役に立てるよう業界団体活動を通じて貢献す
く, さまざまな活動 を行っつている.

2016年春, JADISの会員企業の 中から10社のこ
代表メンバーに対し, 今後のインプラント治療の
変革について, 書面・ 電話などにてヒアリングを
実施した.

多岐にわたる質問項目の中から, 本稿では特に,
変革要因 患者と口腔衛生のトレンド
インプラ ント治療, その周辺機器における
過去10年の変化  今後の患者像  今後の歯科医療
のトレンド 国内のインプラント市場の
これからについて, その回答結果を紹介している.

率直に 言って「10年後のインプラント治療の未来は明るくない」と
とらえている歯科関係者は多いと思われますが,
実際にどのような展望をおもちですか?

今年の年初にも公益社団法人日本口腔インプラント学会とお話をしたのですが,
「これからの超高齢社会を ふまえて, 固定式の補綴物
を可撤式に変えられるような, 最初からそれを想定
したようなインプラントシステムを各メーカーには
販売していただきたいです. きちんとした啓発と
ともにインプラント治療を国民に提供していけば,
未来は 明るいんじゃないでしょうか」 とおっしゃっていました.

これに は私自身も同感です. そして,
「各メーカー」というところ も大事な言葉です.

どうしてもメーカー は目先のことを考えてしまいがちな側面が
ありますが, 自分たちがそれぞれユーザー を取り合うよりも, いわば中立なJADIS などの団体を
通じて,インプラン ト業界が今後変革する要因まずは変革要因ですが,
10社の担当者からの見解として, 上のような答えが返ってきました.
複数挙がってきたのが①人口動態の変化です.

もっと根っこの部分で協調し合っていくことが,
業界の可能性を 広げるのではないかと考えます .
日本歯科イィインプラン ト器材協 議会QADIS) は,
2016年! 天企業10社へのヒアリング を行っています

.本稿では それらのデータ と, 各種の公表データを
もとに話を進めていきますが,

まずはこうした取り
組みを実践された経緯を教えてください。
データが 欲しかったんです. 私は
. 解説をお願い致したかったです。

他の公開きれている資料を交えながら,
メーカー の関係者がどのようにインプラントの
今後を考え ているか, その結果を見てい きましょう

もっとも大きいのではないかという 回答です.
もしそう ならば, われわれもイ ンプラント治療の
提供の仕方を変えていかなければいけません.

そのほかはご 覧のとおりですが, ⑤について は,メ
ーカメターの再編が あったり, 何に時間やお金を使って生活をしていくのか,
といった国民のライフスタイルの変化が あったり といった,
大きな社会の流れも, インプラント 治療に 少なからず影響を及ぼすということです.

などを学びました。