インプラント体の特徴

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「 インプラント治療指針 」 を読んで勉強しています。
ガイドラインの中の大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。

 

☆インプラント体の特徴(表面処理.表面性状.ボーンレベル.ティッシュレベル)☆


現在使用されているインプラントシステムのコンポーネントとしては.インプラント体の表面処理ならびに表面構造(スレッドの形状).インプラント体の頭部の構造.アパットメントの連結様式,プラットフォームとアパットメント径の接合様式があり.各メーカーにより多くの種類が存在している.

⑴インプラント表面処理.表面性状
オッセオインテグレーション系インプラントま当初機械加工(マシーンドサーフェイス)された表面処理のインプラントが使川されてきたが.オッセオインテグレーションのためには2~3カ月の免荷期間が必要であるとされてきた
しかし近年では機機加工されたインプラント体から.より早期のオッセオインテグレーションを求めて.いろいろな表面処法が報告されている.骨との接触面積を拡大する物理的処理法に加えて化学的処理法.成長因子の応用について報告されている.表面処理法の改良した。


インプラントを使用する根拠は以下に示した
①埋入後すぐに骨との機的嵌合・安定性が得られること(より広い接独面積が獲得できる)
②血餅を適切に保持する表面形状が与えられること
➂骨の治癒過程を刺激すること
➃早期にインプラント表面に骨芽細胞の集積を図ること
また.機械加工のインプラント表面よりもラフサーフェイスインプラントの方がより強固なオッセオインテグレーションを得られるエピデンスも蓄積されている
表面処理法として代表的なものは.機械加工.コーティング(ハイドロキシアパタイト.フッ素など).サンドプラスト.工ッチン久陽極酸化処理.放電加工,ジルコニアの応用であ厩これらの処理を単独もしくは複合化することにより表面処理がなされている.またスレッドの形状も様々な種類があり.スレッドピッチやスレッド幅についてもシステムにより多くの種類が報告されている.


(2)ティッシュレベルインプラント・ボーンレベルインプラント
ティッシュレベルインプラントは周囲の軟組織との適合を可能にする研磨されたショルダー部を有し(粘膜貫通部).プラットフォームは粘膜レベルに位置する.

しかしながらインプラント周囲軟組織が退縮すると.ショルタ・一部の機械研磨面が露出する可能性があるため.審美領域での使用には注意しなければならないが.二次手術が必要でないI回法に適していると考えられる.

一方.ポーンレベルインプラントのプラットフォームは骨レベルに位置する.その
ため2回法(submerged)に適しており.粘膜通部はアパットメントとなり.治癒後もしくは2次手術後に軟組織の厚みに応じてジンジパルハイトを設定し.上部構造を製作する.

そのため.インプラント体ショルダー部が露出する危険性が少ないので審美領域である前歯部での使用が推奨される。


6)フィクスチャー/アバットメント接合部(接合部の位置,形態:バットジョイ
ント.プラットフォームスイッチ)


インプラント・アパットメント連結機構は.

エクスターナルジョイント.

インターナルジョイント.

テーパードジョイント

の3種に大別される.エクスターナルジョイントは.
回転防止機能は強くないが着脱方向の規制が少ないので.多数のインプラントを連結するような上部構造に有効である.

インターナルジョイントとテーパードジョイントは.回転防止機能

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