3種の逆根管充填材の電気的漏洩試験

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

3種の逆根管充填材の電気的漏洩試験
および色素漏洩試験による比較

根管治療の英語論文を読みました。

学んだ目的:
目的:本研究の目的は、電気的漏洩試験法と色素浸透漏洩試験法により、近年使用されている3種類の逆根管方法と材料:33本のヒト犬歯は根管形成後、ガッタバーチャとシーラーを用いて根管充填された。
電極として根管にステンレススチール製の棒を挿入し、そして歯の表面にワ二ス(varnish)を塗布した。

中に置かれた。そして観察期間を70日間として漏洩
SuperEBA、IRMを用い、それぞれ10歯に逆根管充填した。そしてワニス塗布のみの3歯をコントロールとした。

歯の根尖から3mmで根尖部を切除した後、超音波を用いて3mmの深さで逆根管窩洞形成を行った。MTA、血液中に24時間置いた後、試料は1%塩化カリウム電解液中に置かれた。

そして観察期間を70日間として漏洩を電気的に測定した。その後、歯をメチレンブルー染色液中に72時間浸漬し、長軸方向に薄切した後、6名の
試験者による色素漏洩の評価を行った。
結果:両試験法において、MTA充填はIRMやSuperEBA充填に比較して有意に低い漏洩性を示した。電気的漏洩試験において、SuperEBA充填はIRM充填に比べて有意に低い漏洩性を示したが、色素浸透試験におては両者に有意差は認められなかった。

MTAで封鎖した歯は、ワニスを塗布したネガティブコントロール歯
と同様の封鎖性を示した。
結論:本研究結果は、MTAか逆根管充填材として優れた封鎖性を有することを示唆した。