ロータリーファイルによる根管形成  最終形成が根管解剖に及ぼす影響についてのマイクロCTによる評価

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「protaper rotary root canal preparation:
    effects of canal anatomy on final shape analysed by micro ct」

    protaperロータリーファイルによる根管形成
    最終形成が根管解剖に及ぼす影響についてのマイクロCTによる評価

 根管治療の英語論文を読みました。

学んだ内容

目的
術前形状のさまざまな根管を根管形成したときの ProTaper Ni- Ti 製ファイルの
相対性能を主価することを本研究の目的とした。

方法:
ヒト上顎大臼歯を、解像度36mのマイクロCTを用いて、
ProTaperによる根管形成前後にスキャンした。

根管を三次元的に再構築し、そして体積、表面積、厚み(直径)、
根管の変位(トランスポーテーション)、 および形成面で評価した。

根管体積の中央値に基づいて、 根管を、太い根管と狭窄根管に分類した。

比較は、 反復測定分散分析および Scheffe’ s post hoc testを用いて 、
広い根管と狭窪根管だけでなく、頬側近心根、遠心類側根、および口蓋根という
根管のタイプ間でも比較した。

結果
根管の体積と表面積は、近心類側根、遠心類側根、口蓋根において有意に同様な増加を示しており、
そして著しい根管形成の失敗は稀であった。

根尖の根管径と根尖から5mm歯冠側離れた部位の根管径では、

近心類側根において0. 38 mmから0. 65 mm へ、

遠心類側根に おいて0. 42mm から0. 56m mへ、

そして口蓋根において 0. 57mmから0. 79mmへ、それぞれ増加していた。

根尖部根管の変位(トランスポーテーション)は、 根管のタイプとは無関係に
0. 02mmから0. 4mmの変位量を示し、
太い根管は狭窄根管と比べて未形成領域の割合が有意に高かった(P <0. 05)。 結論 上顎大臼歯の根管は、in vitroにおいて 、大きな失敗なく ProTaper ファイルを用いて根管形成可能であった。 これらの ProTaper器具は、 幼若永久歯のような太い根管よりも、 むしろ狭窪した根管の形成に 用いたほうがより効果的かもしれない。 この論文より ロータリーファイルを使った根管形成は 有効であることが分かった。

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